Activisionが大型レイオフから考えるゲーム業界不況

業界大手のActivisionが最近大型レイオフを敢行したらしいです。Modern Warfare 2の爆発的売り上げがったにもかかわらず大型レイオフとは意外でした。詳しくは下記サイトを参照です。

国内外問わず、最近ゲーム業界内には人員削減の嵐が吹き荒れていますね。最近本当に話をよく聞くので、ちょっとまとめてみました。

社名 人数
バンダイナムコゲームス 200名
エレクトロニック・アーツ 1500名
スクウェア・エニックス 570名
セガ 560名

まだあるかもしれませんが、2009年から大体1年間でこれだけの人員削減が行われているようですです。中にはゲーム開発部門だけでなく、グループ企業全体の中での数字もありますが、やはり少なからずゲーム部門も含まれてはいるでしょう。国内のゲーム企業からは、最近まで余り大がかりな人員削減の話は聞こえてきませんでしたから、やはりゲーム業界も不況なのを実感せざるを得ないです。
国外になると、最近だけでなく頻繁に人員削減の話は聞かれます。昔会社の人に「法律の関係で国内は解雇しにくいが、アメリカなんかは比較的簡単にできる」なんて話を聞いたのでこれまた調べてみました。

やはり、日本では正社員を解雇しにくい状況があるようですね。だから希望退職とう形をとっているわけですか。でも希望退職となると当然有能な人材の放出も考えられるわけで…。セガの場合もソニックの中心的人物(だったかな?)が希望退職制度を利用したなんて話も聞きましたし、なかなか難しい話ですね。変わって欧米になるとレイオフ制度というのが一般的で、単純な解雇ではなく、再雇用を前提に労働者を解雇することというのがポイントのようです。要するに「業績が回復したらまた雇うこと約束するからとりあえずクビね」ってことですね。といっても再雇用を待っていられるわけがないので、再就職先を探すが普通でしょうね。その点、やはり文化の違いでしょうか。レイオフについて分かりやすく解説しているサイトを見つけたので載せておきます。

一人一人肩をたたかれながら通知とか、段ボール1つを渡されて荷造りを要求されるとか、怖すぎです。自分の会社も業績は良いとは言えない&激変の道中ですから、ほんと他人事ではないです。これから業界がどのように動いてゆくのか、自分達はどうなるのか嫌でも注目しなければならないと思う今日この頃です。

参考サイト